作品
来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ
2023年4月5日
来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ 百人一首97番 作者:権中納言定家(1162~1241年) 【現代語訳】 いくら待っても来ない人を待ち、松帆の浦の夕凪に焼く藻塩が焦げるように、我が身も(心も)焦がれ […]
おほけなくうき世の民におほふかな わが立つ杣に墨染めの袖
2023年2月5日
おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染めの袖 百人一首95番 作者:前大僧正慈円 現代語訳 : 身の程に過ぎたことではありますが、比叡山に住み始めた私の墨染めの袖を、辛き世の人々に覆いかけるように救いた […]
みよし野の山の秋風小夜更けて故郷寒く衣うつなり
2023年1月29日
みよし野の山の秋風小夜更けて故郷寒く衣うつなり 百人一首94番 作者:参議雅経(さんぎまさつね。1170~1221) 本名、藤原雅経(ふじわらのまさつね)。藤原頼経(よりつね)の子供で、後鳥羽院に気に入られ、新古今集の […]
あけましておめでとうございます
2023年1月1日
明けましておめでとうございます 皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます 昨年は私にとっては怒涛の一年でした。 コロナ禍でしたので親族のみで、結婚式を挙げ、夫の親族にやっとお会いでき、新しい家族ができとても嬉 […]
この道や行く人なしに秋の暮れ 松尾芭蕉
2022年12月23日
この道や行く人なしに秋の暮れ 松尾芭蕉 季語:秋の暮れ→秋 解釈:秋の夕暮れ時にこの道を行くものは全くいない。道を行く私は何と寂しいことだ。
見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変わらず 百人一首90番
2022年11月9日
見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変わらず 百人一首90番 作者:殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ)(女性) 解釈:血の涙を流して、その私の涙を拭いた袖をあなたにお見せしたいものです。雄島の漁師 […]
