作品
磨(す)りへりし硯いとしく洗ひけり
2021年8月30日
磨りへりし硯いとしく洗ひけり 無影句 季語:硯洗ふ(初秋)→ 七夕の前後、普段使う硯や机を洗い清めること。七夕の朝は稲や芋の葉の露を集めて墨をすり、七夕竹に吊るす色紙や短冊を書いた。京都北野神社には御手洗祭りがあり、梶 […]
八朔や由緒や正しき床飾 無影句
2021年8月17日
八朔や由緒や正しき床飾 (はっさくや ゆいしょただしき とこかざり) 無影句 季語:八朔→仲秋 床飾り:室町時代から見られた書院造における客室装飾の一つ。床の間の装飾のことで、正面に三幅対の掛け軸を掛け,その前に卓を置 […]
明歴々露堂々(めいれきれき ろどうどう)
2021年8月2日
明歴々露堂々(めいれきれき ろどうどう) 禅語 意味:明らかにはっきりと顕れていて隠すところなど少しもないこと。 昨年の緊急事態宣言が発令されてから、私は自宅そば(杉並区内)をお散歩する機会が増えました。 […]
夏に籠る寺閑として今年竹
2021年7月30日
夏に籠る寺閑として今年竹 無影句 ※季語:今年竹(仲夏)→初夏、地上に出た筍は、茶色の皮を脱いで新しい竹となる。 ぐんぐん伸びてみずみずしい若葉を広げる。その年に生えたので、今年竹ともいう。