いとせめて恋しき時はぬばたまの夜の衣を返してぞ着る
2022年4月23日
いとせめて恋しき時はぬばたまの夜の衣を返してぞ着る 作者 小野小町 解釈 とっても切実にあなたを恋しく思う夜は、恋しい人に夢の中で会えるように、夜の衣を裏返しに着て寝るのだ。 ※夜の衣→寝間着。裏返しに着て寝ると、恋しい […]
ものの種にぎれば命ひしめける
2022年4月7日
ものの種にぎれば命ひしめける 作者:日野草城(大正時代から昭和の中期) 季語:種(春) 解釈:植物の種を握りしめてみると、命そのものがひしめき合っているのを感じる。
憂きことを海月(くらげ)に語る海鼠(なまこ)かな
2022年2月22日
憂きことを海月(くらげ)に語る海鼠(なまこ)かな 作者:黒柳 召波 (与謝蕪村の門人)。別号を春泥という。 季語:海月(くらげ)→ 夏 海鼠(なまこ)→ 冬 春泥発句集では、冬の部「海鼠」の項に掲載されている。」 解釈 […]
春の海ひねもすのたりのたりかな
2022年2月18日
春の海ひねもすのたりのたりかな 与謝野蕪村 季語:春の海→春 訳:空はうららかに晴れ渡っていて、春の海には波がゆるやかにうねりを描いて、一日中のたりのたりと寄せては返している。 ※ひねもす(終日)→意味:一日中 のたりの […]
