まがかよふ昼のなぎさに燃ゆる火の澄み透るまのいろの寂しさ 斎藤茂吉

まがかよふ昼のなぎさに燃ゆる火の澄み透るまのいろの寂しさ

作者:斎藤茂吉  出典『あらたま』

解釈:昼の光に耀く渚に燃える炎の澄みとおる時の色の寂しいことよ。

⇒8月、海岸で海士や漁師が暖を取るために火を囲んでいる情景を詠んでいる。