作品
香水の 香にまぎれなし 通り過ぐ 無影句
2017年7月15日
【香水の 香にまぎれなし 通り過ぐ】無影句 ◆季語:香水(夏)◆まぎれなし(紛れなし):間違えようがない 祖父が詠んだ俳句を書きました。 祖父が出版した俳句の本の中にこの句を見つけた時、正直「ドキッ」 としました。 ① […]
秋風に はつかりがねぞ 聞こゆなる 誰がたまづさを かけて来つらむ 紀友則
2017年7月9日
【秋風に はつかりがねぞ 聞こゆなる 誰がたまづさを かけて来つらむ 】 紀友則 (古今和歌集・207) (あきかぜに はつかりがねぞ きこゆなる たが たまづさを かけてきつらん)【意味】秋風に乗 […]
ほととぎす なが鳴く里の あまたあれば なほうとまれぬ 思ふものから
2017年7月3日
【ほととぎす なが鳴く里の あまたあれば なほうとまれぬ 思ふものから】 ◆なが : お前が(汝が) ◆うとまれぬ : 嫌だと思う ◆なほ:やはり 【意味】ホトトギスよ、お前が鳴く里は多くあるので、やはり嫌になってしま […]
たたずめば めだかの列の みだれけり 無影句
2017年6月30日
【たたずめば めだかの列の みだれけり】 無影句 私の祖父 木村 無影が詠んだ俳句を書いてみました。 【季語】めだか:夏 【解釈】整然と1列に泳いでいた「めだか」。自分がめだかを見ようと川辺に立った為に、めだかの列が乱れ […]
吉野川 岸の山吹 吹く風に 底の影さへ 移ろひにけり 紀貫之
2017年6月27日
【吉野川 岸の山吹 吹く風に 底の影さへ 移ろひにけり】紀貫之 ★季節:春 ★解釈:吉野川の岸辺に咲く山吹の花は、風に吹かれて川底に映っていた影までもいっしょに散ってしまった。 香龍
星影の いよよ輝き 河鹿 澄む 無影句
2017年6月24日
【星影の いよよ 輝き 河鹿 澄む】無影句 動物季語:河鹿(夏)山間の綺麗な谷川に生息している蛙の一種。 いよよ→ますます、いっそう 星影→星の光。星あかり。 句の意味:山間の綺麗な谷川で清らかな声で鳴いて […]