作品
桃咲いて 大和連山 なだらかに (無影句)
【桃咲いて 大和連山 なだらかに】無影句 私の祖父、木村 無影が詠んだ俳句を桃色の料紙に書きました。 お雛様も近いので、お花屋さんに桃の花が置かれるようになり、春の到来を感じますね。 大和連山に美しい桃の花が咲いている光 […]
朝ぼらけ 有明の月と見るまでに 吉野の里に 降れる白雪
【朝ぼらけ 有明の月と見るまでに 吉野の里に 降れる白雪】 私はこの料紙を見た瞬間に、一目ぼれして購入しました。 雪のイメージの料紙にピッタリの和歌を書いて、扇面に切りました。 季節:冬 出典:古今集 主題:有明の月のよ […]
山茶花の咲きそめ庵は冬に入る (無影句)
山茶花の咲きそめ庵は冬に入る 無影句 季語 : 山茶花(さざんか) 初冬 さざんかが一面に咲いている庵を見て、冬の訪れを愛でた作品。 特に珍しいわけではないどこにでもありそうな光景。 誰でも目にしそうな光景だが我々は敢え […]
そこここに 湯宿ともりて 山眠る
『そこここに 湯宿ともりて 山眠る』無影句 私の祖父 木村 無影の詠んだ俳句。 山には、温泉宿の灯りがあちこちにともされている様子がうかがえます。 山の暗さと宿の灯りとは明るさが対象的。 山には人気がなく淋しく暗く、それ […]
受 今年の一文字の依頼を受けて書きました
『受』を依頼されて、書きました。 コンサートで祝福や厚意を「受けた」からだそうです。 年を重ねるごとに、「授ける」より「受ける」方が多くなるとおっしゃっていました。 きっとその方には、人徳がおありだからだと思います。 香 […]
香2016.12.16
【香:金文の書体で書いてみました】 金文(きんぶん)とは、青銅器の表面に鋳込まれた、あるいは刻まれた文字のこと(「金」はこの場合青銅の意味)。中国の殷・周のものが有名。年代的には甲骨文字の後にあたります。
かじかみて言い出すすべも失いし2016.12.14
『かじかみて 言い出すすべも 失いし』 木村 無影 句 季語は「かじかむ(悴む)で、冬。 私の祖父が詠んだ俳句です。 言い出せなかった理由を「悴んだため」という表わすところが、とてもユーモラスでもあり、粋な […]