作品
山蟹のさばしる赤さ見たりけり 加藤楸邨
2025年2月13日
山蟹のさばしる赤さ見たりけり 作者:加藤楸邨 出典:穂高 季語:蟹は夏の季語ですが、ズワイガニは冬の季語になります。 ★さばしる⇒走る。素早く動く。という意味。
恋しさは同じ心にあらずとも今夜の月を君見ざらめや 源信明 拾遺和歌集
2025年2月4日
恋しさは同じ心にあらずとも今夜の月を君見ざらめや 作者:源信明 拾遺和歌集 貴族である源信明(さねあきら)が女流歌人の中務(なかつかさ)に恋の歌を贈りました。 解釈:恋しく思う気持ちは、私と同じではないだろうけど、今夜の […]
夕焼けに野川が染みつ寒の入り 水原秋櫻子
2025年2月3日
夕焼けに野川が染みつ寒の入り 作者:水原秋櫻子 季語:寒の入り⇒冬 意味:一年のうちで一番寒さが厳しい時期に入る日のこと。1月6日ごろにあたり、この日から立春前日(節分)までの約30日間を「寒」「寒の内」という。