あな恋しはつかに人をみづの泡の消えかへるとも知らせてしがな
あな恋しはつかに人をみづの泡の消えかへるとも知らせてしがな
作者:藤原公任
現代訳:ああ恋しい、ちらっとあなたを見かけてから、水の泡のように、今にも身が消えてしまいそうなほど、恋の思いに苦しんでいるとしらせたいものです。という求愛の歌。
『拾遺和歌集』恋一の歌、後醍醐天皇の更衣で藤原兼輔の娘、桑子(そうし)に贈ったもの。
この和歌は、夫の親友Oさんからいただいた左記の本に記載されていたものです。贈り物って、何を贈ったらよいのか、私はいつもとても迷います。今、NHKの大河ドラマでも話題になっており、なおかつ私が書で短歌を書いていること、私に役立つものを厳選しての御品は、正に「贈り上手」。Oさん、どうもありがとうございます。