作品
ひむがしの野にかぎとひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ
2024年6月10日
ひむがしの野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ 作者:柿本人麿 解釈:阿騎野に宿った翌朝、日の出前の東天に既に暁の光がみなぎり、それが雪の降った阿騎野にも映って見える。その時、西の方をふりかえるともう月が落 […]
たそがれの鼻唄よりも薔薇よりも悪事やさしく身に華やぎぬ
2024年6月8日
たそがれの鼻唄よりも薔薇よりも悪事やさしく身に華やぎぬ 作者:斎藤史(1909年~2002年) 現代訳:黄昏時の鼻唄や、美しい薔薇の花。そんなものよりも、更に軽やかで甘やかなものとして象徴される悪事は、優しく純粋であり、 […]
あな恋しはつかに人をみづの泡の消えかへるとも知らせてしがな
2024年6月5日
あな恋しはつかに人をみづの泡の消えかへるとも知らせてしがな 作者:藤原公任 現代訳:ああ恋しい、ちらっとあなたを見かけてから、水の泡のように、今にも身が消えてしまいそうなほど、恋の思いに苦しんでいるとしらせたいものです。 […]
岩つつじ折りもてぞ見る背子が着し紅染めの色ににたれば
2024年6月4日
岩つつじ折りもてぞ見る背子が着し紅染めの色ににたれば 作者:和泉式部 現代訳:岩つつじの花をそっと手折り、しみじみと眺めています。 愛しいあのかたがお召しになられていた紅染めの衣の色に似ておりましたので・・・・。 香龍撮 […]
蝉のこゑひびかふころに文殊谷吾もわたりて古へおもほゆ
2024年5月20日
蝉のこゑひびかふころに文殊谷吾もわたりて古へおもほゆ 作者:斎藤茂吉 『白き山』に掲載 解釈:私が文殊谷(洗心峡・長蛇渓)を訪れると蝉の声が響き渡り、かつて大繁栄した延沢銀山の賑わいを思い起されるようだ。 1946年1月 […]
