2017年

作品
短夜の 山鳩なくや 霧深く  無影句 

【短夜の 山鳩なくや 霧深く】無影句 短夜:夏の夜の季語    春分の日から昼の時間が長くなり、夜の時間は夏至(げし)に至って最も短くなる。    その短さ、はかなさを惜しむ気持ちを重ねて夏の夜を呼んだのが「短夜」。 & […]

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踏みわけて さらにやとはむ もみじ葉の ふり隠してし 道とみながら

【踏みわけて さらにやとはむ もみじ葉の ふり隠してし 道と見ながら】古今和歌集288番 〖解釈〗 踏み分けてさらにこの先、訪ねて行こうか、これは(わざわざ)紅葉が(来ないようにと)降り隠した道だとわかりながら…(いや行 […]

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松蝉や 山の湯に行く わかれ径  無影句

【松蝉や 山の湯に行く わかれ径 】 無影句 蝉(せみ)夏の季語:動物 香龍

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犬の医者 来て長話 新茶くむ  無影句

【犬の医者 来て長話 新茶くむ】 無影句 季語: 新茶 → 夏 祖父はチロルという名前のスピッツを飼っていました。 予防接種などで、獣医様に家までいらして頂いていました。 ワンちゃんの話から世間話へと話が弾んだのしょう・ […]

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にわたずみ 梅雨の樹木の 影沈み  無影句

【にわたずみ 梅雨の樹木の 影沈み】 無影句   にわたずみ(潦) → 雨が降って、地上にたまり流れる水。 季語 →梅雨(つゆ):仲夏   香龍

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コート着て 若葉の宿に 濡れそぼつ  無影句

【コート着て 若葉の宿に 濡れそぼつ  無影句】 季語:若葉→初夏 濡れそぼつ → 意味:濡れてびしょびしょになる   香龍 (^o^)

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白露の 色は一つを いかにして 秋の木の葉を ちぢに染むらん 藤原敏行

【白露の 色は一つを いかにして 秋の木の葉を ちぢに染むらん】藤原敏行作 (寸松庵色紙) 〖解釈〗 露は色々な色をしているわけではないのに、どうして秋の木の葉をさまざまな色に染めるのだろう。   ★ひとつ…「一」 ★ち […]

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寸松庵色紙 

寸松庵色紙 【あきかぜに 初雁がねぞ きこゆなる たがたまづさを かけてきつらん   としゆき】

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香水の 香にまぎれなし 通り過ぐ  無影句

【香水の 香にまぎれなし 通り過ぐ】無影句  ◆季語:香水(夏)◆まぎれなし(紛れなし):間違えようがない 祖父が詠んだ俳句を書きました。 祖父が出版した俳句の本の中にこの句を見つけた時、正直「ドキッ」 としました。 ① […]

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秋風に はつかりがねぞ 聞こゆなる 誰がたまづさを かけて来つらむ 紀友則

【秋風に はつかりがねぞ 聞こゆなる 誰がたまづさを かけて来つらむ 】            紀友則 (古今和歌集・207) (あきかぜに はつかりがねぞ きこゆなる たが たまづさを かけてきつらん)【意味】秋風に乗 […]

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