夏に籠る寺閑として今年竹 無影句 ※季語:今年竹(仲夏)→初夏、地上に出た筍は、茶色の皮を脱いで新しい竹となる。 ぐんぐん伸びてみずみずしい若葉を広げる。その年に生えたので、今年竹ともいう。
雲とんで黍(きび)の葉ずれも風は秋 無影句 秋の俳句 東京都立川の昭和記念公園(2020年11月6日に撮影)
おだやかな秋日とならん海白む 無影句 季語:秋日(秋)
瀬の音も 秋ふかみゆく 湯治宿 無影句 季語:秋深し(秋)
神木の衰え見せず囀れる(しんぼくのおとろえみせずさえずれる) 季語:囀(さえず)れる(春)→春の求愛で小鳥が鳴くこと。
【沙羅の花 落ちつぎ 梅雨の深まれる】無影句
釣り堀に水音たえず草の花 無影句 季語→草の花(秋)
【雨ふくみ桐の花咲く大藁屋】無影句
山羊遊ぶ 千曲川べり 青くるみ 無影句
【桐咲いて 昔長者の 名残あり】無影句 季語→桐(きり):夏