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鳴る神の少し響みえてさし曇り雨も降らぬか君をとどめむ

鳴る神の少し響みてさす曇り雨も降らぬか君をとどめむ 作者:柿本人麻呂 解釈:雷が少し鳴り響いて、空が曇り、雨が降ってくれないだろうか。(雨が降れば)あなたをこの場所に引き留められるのに。 新海誠監督の映画『言の葉の庭』の […]

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山里は松のこゑのみ聞きなれて風ふかぬ日はさびしかりけり

山里は松のこゑのみ聞きなれて風ふかぬ日はさびしかりけり 作者:大田垣蓮月(おおたがきれんげつ)1791年~1875年 解釈:山里にあっては、松がたてる響きばかりを聞きなれて風の吹かない日はかえって寂しいのであった。 ★松 […]

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おのづから山のあるじの心なり清き岩間の鳴れる水音

おのづから山のあるじの心なり清き岩間の鳴れる水音 作者:与謝野鉄幹 出雲の地を与謝野鉄幹と晶子夫妻が訪れた際の歌。 香龍撮影 出雲大社にある亀の尾の瀧

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さやけくて妻とも知らずすれちがふ 西垣脩

さやけくて妻とも知らずすれちがふ 作者:西垣脩  『西垣脩句集』(昭和54年)所収。 季語:さやけし→秋の爽やかに澄んだ大気、その快さを形容する。 解釈:夕暮れ時、人通りの多い街頭での情景と思われます。ふとすれ違った女性 […]

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春の水 龍の口よりこぼれけり

春の水 龍の口よりこぼれけり 作者:正岡子規 香龍撮影 箱根の九頭竜神社

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十七帖(東晋 王羲之)を臨書

十七帖(東晋 王羲之)を臨書 半切:136㎝×34.5㎝ 慨然為爾不信乙乙示為欲廣異聞得 読み方:慨然たらしむ。爾りと為すや不や。信もて乙乙に示せ。異聞を広めんと欲するが為なり。得る。

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旅一夜寝なくともよし星月夜 稲畑汀子

旅一夜寝なくともよし星月夜 作者:稲畑汀子(1931~2022年)神奈川県出身の俳人。高浜虚子の孫。 香龍撮影

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つぶらなる汝が眼吻はなん露の秋 飯田蛇笏

つぶらなる汝が眼吻はなん露の秋 作者: 飯田蛇笏 『山盧集』所収。作者が29歳の作。

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いにしへを月にとはるる心地してふしめがちにもなる今宵かな

いにしへを月にとはるる心地してふしめがちにもなる今宵かな 作者:太田垣連月 解釈:昔のことを月から問われているような気持がして、ふし目がちになる今夜であるなあ。

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十七帖(東晋 王羲之)を臨書

十七帖(東晋 王羲之)を臨書 皆是秦時司馬錯所修令人遠想慨 半切:136㎝×34.5㎝  

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