作品
験なきものを思はずは一杯の濁れる酒を飲むべくあるらし
験なきものを思はずは一杯の濁れる酒を飲むべくあるらし 作者:大伴旅人(665~731)万葉集 現代語訳:(思っても)かいのないもの思いをしないで、一杯の濁り酒を飲むの方が良いようだ。 香龍撮影 八海醸造(新潟 魚沼の里)
海かん河淡 智永が書いた千字文を臨書
智永(南北朝時代)梁に生まれました。 智永が書いた千字文を臨書しました。 海かん河淡 ⇒ 「かん」の字が変換できませんでした🙇 読み方:かいかんかたん 海はしほからく、河は淡い。。 意味:海の水は塩 […]
ちぎれつつ吹きとぶ雲も夕焼し
ちぎれつつ吹きとぶ雲も夕焼し 作者:山口青邨 (1892年~1988年 岩手県盛岡市) 季語:夕焼し(夏) 現代語訳:散り散りになりながら吹き飛んでいく雲も夕焼けに染まっていく 香龍撮影
菜重芥薑 智永が書いた千字文を臨書
智永(南北朝時代)梁に生まれました。 智永が書いた千字文を臨書しました。 菜重芥薑 読み方:さいちょうかいきょう。さいはかいきょうをおもんず。 意味:果物は、すももとからなしが珍しく、野菜はからしなとショウガを重ん […]
天つ風雲のかよひぢ吹き閉ぢよをとめの姿しばしとどめむ
天つ風雲のかよひぢ吹き閉ぢよをとめの姿しばしとどめむ 作者:良岑宗貞(よしみねのむねさだ)は僧正遍昭の出家前の名前。 口語訳:空を吹く風よ。(この天女たちが帰ってゆく)雲の中の通り道を吹き閉ざしてくれ。 (この美しい)天 […]
鳳仙花散りておつれば小さき蟹はさみささげて驚き走る
鳳仙花散りておつれば小さき蟹はさみささげて驚き走る 作者:窪田空穂(くぼたうつぼ) 解釈:鳳仙花の花がこぼれ落ちると、たまたま下にいた小さな蟹が驚いたように、はさみをかかげて走りだしていく・・・。 ★驚き走る→擬人法 半 […]
大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天の橋立
大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天の橋立 作者:小式部内侍 解釈:大江山を越え、生野を通る丹後への道は遠すぎて、まだ天橋立の地を踏んだことがありませんし、母からの手紙も見ていません。
鳳仙花散りておつれば小さき蟹はさみささげて驚き走る
鳳仙花散りておつれば小さき蟹はさみささげて驚き走る 作者:窪田空穂(くぼたうつぼ) 解釈:鳳仙花の花がこぼれ落ちると、たまたま下にいた小さな蟹が驚いたように、はさみをかかげて走りだしていく・・・。 ★驚き走る→擬人法