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うす霧に日あたる土の木の実かな 飯田蛇笏

うす霧に日あたる土の木の実かな 作者:飯田蛇笏 季語:うす霧(秋)→ 薄くかかった霧

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紫陽花も花櫛したる頭をばうち傾けてなげく夕暮れ

紫陽花も花櫛したる頭をばうち傾けてなげく夕暮れ 作者:与謝野晶子 解釈:紫陽花も花櫛をしている頭を傾けて嘆く夕暮れ。 ★したる→古語 ぶる下げる。たれ下げる。 作者が夕暮れ時、寂しさや悲しみを抱いていたから、紫陽花が頭を […]

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暗がりの天地に響く花火哉

暗がりの天地に響く花火哉 作者:正岡子規 季語:花火(秋) 解釈:夜暗い天地に花火の大きな音が響いている。 香龍撮影

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白樺を幽かに霧の行く音か

白樺を幽かに霧の行く音か 作者:水原秋櫻子 解釈:白樺林をさらさらと霧が流れる。霧が風に吹かれる音が聞こえることよ。 香龍撮影

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十七帖を臨書

十七帖を臨書 半切(136㎝×34.5㎝)

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やはらかに金魚は網にさからひぬ

やはらかに金魚は網にさからひぬ 作者:中村汀女 季語:金魚(夏) 現代語訳:やわらかに、金魚は網に逆らっていってしまった。   金魚すくいで、作者が動かす網と反対の方向に金魚が泳いでいってしまいました。金魚が優 […]

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夏ふかみ入江のはちすさきにけり浪にうたひてすぐる舟人

夏ふかみ入江のはちすさきにけり浪にうたひてすぐる舟人 作者:藤原良経 『秋篠月清集』所収。『新古今集』撰者の一人。年若くして太政大臣となった博学多才の貴公子。 後鳥羽天皇の信任厚く、新古今歌壇を隆盛に導きましたが、38歳 […]

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坐朝問道 千字文を臨書

智永(南北朝時代)梁に生まれました。 智永が書いた千字文を臨書しました。 坐朝問道 読み方:朝に坐して道を問ふ。 意味:朝廷に座って道を問う。

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周発殷湯

智永(南北朝時代)梁に生まれました。 智永が書いた千字文を臨書しました。 周発殷湯 読み方:周の発、殷の湯。しゅうのはつ、いんのとう。 意味:殷の湯王は夏の桀王を伐って殷の開国の王となり、周の武王は殷のちゅう王を伐って周 […]

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つひにかも嘆き透れば一点の晶となりてやいのち光らん

つひにかも嘆き透れば一点の晶となりてやいのち光らん 作者:岡本かの子 『わが最終歌集』(昭和4年)所収 作者は17歳で与謝野晶子に師事し、5冊の歌集を残しました。小説家として昭和11年~わずか3年間で驚異的に活躍するも、 […]

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