花さそふあらしの庭の雪ならでふりゆくものは我が身なりけり

花さそふあらしの庭の雪ならでふりゆくものは我が身なりけり

作者:入道前太政大臣

現代語訳:落花を誘うような強風が吹く庭では、雪のように桜の花が降っているけれども、本当に古りゆく(ふりゆく)ものは限りある我が身であった。