月落不離天(つきおちててんをはなれず)
月落不離天(つきおちててんをはなれず)
禅語
意味:月は地平線に沈み目には見えなくなりますが、翌日また月が見えるようになります。
月は目に見えた範囲から外れただけで、必ず天に存在します。我々がどこかへ移動すれば必ず月を見ることができるんです。
我々は地球が回転していることによる現象であることを熟知しています。
太陽系の仕組みを知る前の人々のように、我々はともすると、目に見えているものを主観でとらえ、大きな誤解をしてしまうことだってありえます。
なので、目先のものにこだわってはいけません。目に見えない部分の本質を見極める判断力を持つことが大切です。
お月様の柔らかい暖かな光は、仏様の慈悲の光。我々がどこにいようとも、いつでも照らし、包み込んでくださいます。
香龍