最上川の上空にして残れるはいまだ美しき虹の断片 斎藤茂吉

最上川の上空にして残れるはいまだ美しき虹の断片

作者:斎藤茂吉

出典:白き山(1946年から1947年にかけて疎開先の大石田で詠んだ歌が収められている。

解釈:最上川の上空に残っているのは、(消えかかっているものの)まだ美しい虹の断片だ。

★初句が6文字、4句が8文字で字余りである。これには、豊富さ余韻を感じさせる効果がある。