作品
いとせめて恋しき時はぬばたまの夜の衣を返してぞ着る
2022年4月23日 作品
いとせめて恋しき時はぬばたまの夜の衣を返してぞ着る 作者 小野小町 解釈 とっても切実にあなたを恋しく思う夜は、恋しい人に夢の中で会えるように、夜の衣を裏返しに着て寝るのだ。 ※夜の衣→寝間着。裏返しに着て寝ると、恋しい …
木立より雪解のしづく落ちる音 聞きつつ我は歩みをとどむ 斎藤茂吉
2022年4月15日 作品
木立より 雪解のしづく 落ちる音 聞きつつ我は 歩みをとどむ 作者と出典:斎藤茂吉 『白桃』 解釈:静まり返った道を歩いていると、木立の方から雪が溶けて落ちるしずくの音が聞こえてきて、私は歩むのをやめて耳を傾けた。
ものの種にぎれば命ひしめける
2022年4月7日 作品
ものの種にぎれば命ひしめける 作者:日野草城(大正時代から昭和の中期) 季語:種(春) 解釈:植物の種を握りしめてみると、命そのものがひしめき合っているのを感じる。
受身捨身(じゅしんしゃしん)
2022年4月3日 作品
受身捨身(じゅしんしゃしん) 禅語 解釈:「身を受ける」、つまりこの世に生まれてこれたのは、無数の因縁が結ばれた結果である。 人間が生きていられるのは、目に見えないところで沢山の人が支えてくれているのである。 目に見えな …