作品
短夜の 山鳩なくや 霧深く 無影句
2017年8月24日
【短夜の 山鳩なくや 霧深く】無影句 短夜:夏の夜の季語 春分の日から昼の時間が長くなり、夜の時間は夏至(げし)に至って最も短くなる。 その短さ、はかなさを惜しむ気持ちを重ねて夏の夜を呼んだのが「短夜」。 & […]
踏みわけて さらにやとはむ もみじ葉の ふり隠してし 道とみながら
2017年8月21日
【踏みわけて さらにやとはむ もみじ葉の ふり隠してし 道と見ながら】古今和歌集288番 〖解釈〗 踏み分けてさらにこの先、訪ねて行こうか、これは(わざわざ)紅葉が(来ないようにと)降り隠した道だとわかりながら…(いや行 […]
犬の医者 来て長話 新茶くむ 無影句
2017年8月15日
【犬の医者 来て長話 新茶くむ】 無影句 季語: 新茶 → 夏 祖父はチロルという名前のスピッツを飼っていました。 予防接種などで、獣医様に家までいらして頂いていました。 ワンちゃんの話から世間話へと話が弾んだのしょう・ […]
香水の 香にまぎれなし 通り過ぐ 無影句
2017年7月15日
【香水の 香にまぎれなし 通り過ぐ】無影句 ◆季語:香水(夏)◆まぎれなし(紛れなし):間違えようがない 祖父が詠んだ俳句を書きました。 祖父が出版した俳句の本の中にこの句を見つけた時、正直「ドキッ」 としました。 ① […]
秋風に はつかりがねぞ 聞こゆなる 誰がたまづさを かけて来つらむ 紀友則
2017年7月9日
【秋風に はつかりがねぞ 聞こゆなる 誰がたまづさを かけて来つらむ 】 紀友則 (古今和歌集・207) (あきかぜに はつかりがねぞ きこゆなる たが たまづさを かけてきつらん)【意味】秋風に乗 […]
ほととぎす なが鳴く里の あまたあれば なほうとまれぬ 思ふものから
2017年7月3日
【ほととぎす なが鳴く里の あまたあれば なほうとまれぬ 思ふものから】 ◆なが : お前が(汝が) ◆うとまれぬ : 嫌だと思う ◆なほ:やはり 【意味】ホトトギスよ、お前が鳴く里は多くあるので、やはり嫌になってしま […]

