作品
夕立や草葉をつかむむら雀 与謝蕪村
2022年7月23日
夕立や草葉(くさば)をつかむむら雀 作者:与謝蕪村(1776年に詠んだ句) 季語:夕立→夏 解釈:夕立がやってきた。雀の群れが雨宿りのために草の葉をつかんで隠れようとしている。 ※むらすずめ(群雀)→雀が一羽ではなく、集 […]
虹自身時間はありと思ひけり
2022年6月5日
虹自身時間はありと思ひけり 作者:阿部青鞋(あべせいあい) 『火門集』(昭和3)所収 虹という「虚」の現象が、それ自身で時を思考するノンセンスです。 読み手の脳裏で「虚」が「実」とかくれんぼし、あっても不思議ではない世界 […]
雪解川名山けづる響きかな
2022年5月23日
雪解川名山けづる響きかな 『普羅句集』所収。 作者:前田普羅→大正初期から虚子門で頭角を現した俳人。東京生まれだが、新聞記者として多年富山に在勤。 解釈:北国の春の雪解けの時期、にわかに水量を増した山川が走りくだる勇壮な […]
うつしよのはかなしごとにほれぼれと遊びしことも過ぎにけらしも
2022年5月19日
うつしよのはかなしごとにほれぼれと遊びしことも過ぎにけらしも 『川のほとり』所収。 作者:古泉千樫(こいずみちかし) 「はかなしごと」は「はかなごと」、はかない事ども。 大正13年、千樫は晩年の心境を歌った。当時彼は喀血 […]
