作品
蝉のこゑひびかふころに文殊谷吾もわたりて古へおもほゆ
2024年5月20日
蝉のこゑひびかふころに文殊谷吾もわたりて古へおもほゆ 作者:斎藤茂吉 『白き山』に掲載 解釈:私が文殊谷(洗心峡・長蛇渓)を訪れると蝉の声が響き渡り、かつて大繁栄した延沢銀山の賑わいを思い起されるようだ。 1946年1月 […]
なにとなく春になりぬと聞く日より心にかかるみ吉野の山
2024年5月19日
なにとなく春になりぬと聞く日より心にかかるみ吉野の山 作者:西行 解釈:春が立ったと聞いたひから、なんとなくみ吉野の山の桜のことが気にかかるよ。
むばたまの暗き闇路に迷ふなり我にかさなむ三つのともし火
2024年5月4日
むばたまの暗き闇路に迷ふなり我にかさなむ三つのともし火 作者:後醍醐天皇 北朝方との対立が激しくなって、やむをえず、ひそかに京都の花山院を脱出された後醍醐天皇は、延元元年(1333年)12月28日 吉野山の行宮(仮の宮) […]