作品
夕されば野路の刈萱うちなびき乱てのみぞ露もおきける
2024年9月5日
夕されば野路の刈萱うちなびき乱てのみぞ露もおきける 金槐和歌集 巻之上 秋部 (214) 源実朝 秋の日は沈んでゆこうとしている。野には、風に倒れた刈萱の群生がひろがっていて露がおりている。(倒れ […]
一隅に香水立ちてかをるなり 山口誓子
2024年9月2日
一隅に香水立ちてかをるなり 作者:山口誓子 季語:香水→夏 長形風景文香水瓶 1735年ごろ ドイツマイセン ラスター彩香水便 1924年頃 ボヘミア レッツ工房
旅ならぬ草の枕に虫なきて秋あはれなるわが庵かな
2024年8月31日
旅ならぬ草の枕に虫なきて秋あはれなるわが庵かな 半切:136㎝×34.5㎝ 作者:太田垣蓮月(おおたがきれんげつ) 寛政3年~明治8年(1791年~1875年)俗名:誠(のぶ)
十七帖(東晋 王羲之)を臨書 情司州疾篤不果西公私可恨足下
2024年8月30日
十七帖(東晋の王羲之)を臨書 半切:136㎝×34.5㎝ 情司州疾篤不果西公私可恨足下 読み方:情す。 【司】州は疾篤く、西にするを果たさず、公私に恨む可し。足下の・・・。
地(つち)踏めど 草鞋(わらじ)声なし山ざくら 咲きなむとする山の静けさ
2024年8月24日
地(つち)踏めど 草鞋(わらじ)声なし山ざくら 咲きなむとする山の静けさ 作者:若山牧水 半切 34.5㎝×136㎝