たかむらの竹のなみたち奥深くほのかなる世はありにけるかも
2024年5月6日
たかむらの竹のなみたち奥ふかくほのかなる世はありにけるかも 作者:中村三郎 → 長崎生まれの歌人。若山牧水に師事し、その歌誌「創作」の花形的存在だったが、大正11年32歳で若死にしました。この歌は、大正7年28歳の時の作 […]
むばたまの暗き闇路に迷ふなり我にかさなむ三つのともし火
2024年5月4日
むばたまの暗き闇路に迷ふなり我にかさなむ三つのともし火 作者:後醍醐天皇 北朝方との対立が激しくなって、やむをえず、ひそかに京都の花山院を脱出された後醍醐天皇は、延元元年(1333年)12月28日 吉野山の行宮(仮の宮) […]
人気なき公園の椅子にもたれて我の思ふことはけふもまた烈しきなり
2024年5月2日
人気なき公園の椅子にもたれてわれの思ふことはけふもまた烈しきなり。 作者:萩原朔太郎 詩集『純情小曲集』(大正14年)後半「郷土望景詩」10編の中の「公園の椅子」冒頭2行を書いてみました。 故郷の前橋で過ごした憂鬱きわま […]
寸松庵色紙を臨書 雨降れば笠取山のもみぢ葉は行きかふ人の袖さへぞてる
2024年4月26日
寸松庵色紙を臨書 雨降れば笠取山のもみぢ葉は行きかふ人の袖さへぞてる 解釈:雨上がりの笠取山は、草木の葉が綿に輝いて、行きかう人の袖さえも晴れ晴れとしているようだ。
