冬籠り虫けらまでも穴かしこ 松永貞徳

冬籠り虫けらまでも穴かしこ

作者:松永貞徳⇒江戸時代の歌人で俳諧師。

「あなかしこ」は、手紙も終わりにつくあいさつ語「あなかしこ」のもじり。

虫が冬ごもりの挨拶に「あなかしこ」と言って穴に籠るいう滑稽。

俳句も、元はこういうもじりや語呂合わせの滑稽を楽しむ文芸から出てきたものでした。