山は暮れて野は黄昏のすすきかな 与謝蕪村

山は暮れて野は黄昏のすすきかな 与謝蕪村

読み方:やまはくれて のはたそがれの すすきかな

作者:与謝蕪村(江戸時代中期)俳人でもあり画家でもあったので、画家としての視点で、広々した秋の夕暮れを詠んでいる。

季語:すすき→秋

解釈:遠くの山はすっかり暮れてしまったが、近くの野にはまだ黄昏の光が残り、ススキの穂がほの白く見えることだ。