渓深杓柄長(たにふこうしてしゃくへいながし)

渓深杓柄長(たにふこうしてしゃくへいながし)

禅語

意味:深い谷の底から水を汲むためには、杓の柄が長くなければならない。

その一方で、浅い谷から水を汲むためには、長い柄は邪魔になる。

谷の深い浅い、遠近に応じて柄の長短を使い分けるように、

人を導く時には、相手の力量、環境に応じて、その条件を変えねばならぬという事である。