大晦日

皆様へ

私のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

今年もあと数時間になりました。

今回、初個展を開催したいきさつについてお話したいと思います。

今から7年位前、私の師匠、白山玲雪先生から、師匠の目が黒いうちに、銀座で初個展をするように勧められました。

予想だにしなかったお話だったので、私は「えっ、私が・・・ですか?」と大きな声で聞き返してしまいました。

「そう」と師匠は真剣な面持ちでした。

私は以前、日本を代表する書展に出品させていただいた時期もありました。

が、個展となると、当然のことながら会場の作品は全て私のものだけ・・・、

私の周囲では書道の個展を開催した方はいません。

それから時々、師匠は「私の目が黒いうちに間に合うかしら・・・」とおっしゃられました。

個展を目指して作品を作り始めました。

その後、コロナ渦が続きました。

師匠には、個展を開催するので会場探しを始めている報告は致しました。目を細めて喜んで下さったのですが、2023年2月に95歳で他界されました。

その後、白山先生のご息女、高橋先生とご縁をいただきました。

私は、お目の黒いうちにお約束を果たせなかったことが、悔やまれてなりません。

 

昨日、今は亡き師匠に、ご報告させていただきました。

やっと、やっと、お約束を果たせたという自分の中での安堵感はあります。

先生がたのご指導のお蔭で今の自分がありますので、言葉では表現できないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。

5歳から長年、取り組んできたことを一つの形にできたことで「夢」を実現できました。

今の心境「澄」を今年の最後の文字で掲載したいと思います。

 

ひとつひとつのご縁に支えられ、筆を持つ時間の尊さを改めて感じた一年でした。

心より御礼申し上げます。

 

香龍