山里は松のこゑのみ聞きなれて風ふかぬ日はさびしかりけり

山里は松のこゑのみ聞きなれて風ふかぬ日はさびしかりけり

作者:大田垣蓮月(おおたがきれんげつ)1791年~1875年

解釈:山里にあっては、松がたてる響きばかりを聞きなれて風の吹かない日はかえって寂しいのであった。

★松のこゑ→松の梢が風にあたって立てる響き。