継色紙を臨書
継色紙を臨書
きみをおきてあだしごころをわがもたばすゑの松山なみもこえなむ
君をおきてあだし心をわが持たば末の松山波も超えなむ
出典:古今集 東歌・よみ人知らず
現代語訳:君を忘れて浮気心を私が持ったとしたら、あの波の越えるはずのない「末の松山」を、波もきっと越えてしまうだろう(そんなことはありえない)
★末の松山→陸奥の国、今の宮城県多賀城市付近にあったという山。歌枕の一つ。これを波が越えるというのは、ありえないことが起こる比喩、または心変わりを表しています。
恋人に対して、変わらぬ誠実を誓った民謡調の歌です。