人もをし人もうらめしあぢきなく世を思ふ故にもの思ふ身は

人もをし人もうらめしあぢきなく世を思ふ故にもの思ふ身は

百人一首99番

作者:後鳥羽院

現代語訳:人が愛おしくもあり、恨めしくもある。この世がおもしろくないと思うがために、もの思いにふける我が身であります。

★当時、作者の後鳥羽院は鎌倉幕府(武士)の勢力が増強されていく現状に不安を持っていました。

朝廷と幕府、、、世の中の行く末を悩みながら詠ったとされています。