吹く風に散りぬと思ふもみぢ葉の流るる滝のともに落つらん

吹く風に散りぬと思ふもみぢ葉の流るる滝のともに落つらん

作者:紀貫之

解釈:吹く風に散ったと思うやいなや、紅葉の葉はどうしてこうも早く、急流とともに流れていってしまうのでしょう・・・。

美しいもみじが散ってしまって、あっというまに急流に流されていってしまうのですが、せめて川面にとどまっていてほしいなぁと、作者が惜しんでいる気持ちが歌われています。