『亀』は、浦島太郎の話では龍宮城の使いとされていますが、古い中国では仙人が住む不老長寿の地として信じられた逢莱山の使いとされ、大変めでたい動物とされていたようです。
日本においても「亀は万年」と言われて、鶴とともに「長寿を象徴する吉祥の動物」とされ、めでたい生き物として尊ばれています。

 

鶴と亀はどちらも「長寿」の生き物です。もちろん千年も万年も生きる事はありませんが、鶴は20〜30年程度、亀はミドリガメで40年以上、中には100年以上生きるものもあります。昔の人の平均寿命は今よりもずっと短かったので、これだけ長生きする鶴と亀は長寿の縁起物としてもてはやされました。

また、亀の甲羅の紋様の六角形は吉兆を表す図形ともされています。

香龍