時時勤払拭 じじにつとめてふっしきせよ
時時勤払拭
読み方→じじにつとめてふっしきせよ
意味→人間は本来、心も体も綺麗な鏡のようなものだけど、煩悩にまみれています。鏡を磨くように、常々に心がけて祓い清めてチリがつかないようにする努力が大切だということ。唐の時代の禅僧、神秀(じんしゅう)の偈(げ)の一部である。※「偈」とは仏教用語で、詩句のこと。
※「時時」とは、「ときどき」ではなく、「いつも」という意味です。
生まれたての赤ちゃんは、なんの穢れもなく、純粋なまなざしをこちらに向けますよね。人間は社会生活を営む中で、色んな人間関係や事象にもまれ、心が段々、曇ってしまうものです。
「チリも積もれば山となる」という言葉もありますように、心の鏡を曇らせないよう、常日頃から、チリを払って、チリをためこまないよいにしないといけませんね。
また、部屋の掃除をし、チリを払い、断捨離をすると、心までスッキリしますよね。汚れもためてしまうと、大きな汚れとなり、落とすことが難しくなってきます。
25日、都知事からコロナの感染爆発、重大局面との会見があり更に厳しくなってまいりました。外出自粛要請があり、今週末は自宅で過ごすことになるので、私は普段掃除できないところまで、「丁寧に」掃除したいと思います。コロナの不安を払拭できなくても、「時事勤払拭」の禅語のように心はいつも綺麗に磨いていたいものです。皆で感染を封じ込められるよう、頑張りましょう!
香龍