床の間に 朝日さしそむ 鉢の梅 無影句
【床の間に 朝日さしそむ 鉢の梅 無影句】
梅→春の季語
床の間に置かれた梅の鉢に、朝日が差し込んでいるという句です。
梅が咲くとは春が来たな~。長かった冬が去り、暖かい春は物事を始める季節、出会いの季節ですから、心が浮き立ちますよね。
朝日が差し込むという表現で、春の訪れを喜んだ気持ちが見事に表現されていると思います。
新規に目標を定めたり、新たに何かを始めようと考えている方にとっては、松竹梅の梅でもあり、これから訪れるおめでたい兆しにワクワクした気持ちを彷彿させるような句です。
「今」という時間は刻々と過ぎていきます。
過去に心をとらわれず、今と言う時間を大切に一生懸命、前進してまいりましょう!
香龍