心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ

心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ

作者:西行法師

現代語訳:俗世を離れた無心の身である私でさえ、しみじみとした情趣を感じてしまう。

鴫が飛び立つ沢の、秋の夕暮れの景色よ。

 

「心なき身にも」という言葉には、本来なら感情を離れているはずの僧である自分ですら、この秋の夕暮れには心を動かされる、という深い余情があります。