ほととぎす ひそと咲きをり 溶岩の影
【ほととぎす ひそと咲きをり 溶岩の影】無影句
祖父の詠んだ俳句を書きました。
季語→ ホトトギス (秋)
★ホトトギス→山地に自生しているユリ科の多年草。
花はユリの花を小さくしたような形で、内面に濃い紅紫色の斑点がついており、この斑点が、鳥のホトトギスの胸毛の斑点に似います。
良く見ないと見過ごしてしまいそうなゴツゴツした溶岩の影に、ホトトギスソウが美しく、「ひっそり」と咲いている。
祖父はこの小さな命を発見し感動したのでしょう・・・。
可憐な花を咲かせているホトトギスソウに、生命力のたくましさを感じます。
私もどんな状況にあっても、このホトトギスソウのように、屈強に生きて行かねばと、勇気をもらえる俳句です。
香龍