7月7日、ピピ(20歳の雌猫)が虹の橋を渡りました。

5月1日から体調を崩し、毎日、点滴通院をしていました。

獣医師は、ピピの為に休診日も休まず毎日、一日も欠かさず点滴をして下さいました。

食事を受け付けなくなり、私が指で一口ずつ口をこじあけ食べさせていましたが、それだけでは栄養、水分が全然、足りません。

先生のお陰で、私はピピと過ごせる時間が伸びたと確信、感謝の気持ちでいっぱいです。

健康時は2.5㎏の体重が、5月末に腹水が溜まり3.55㎏に。

医師は、「近々、水をぬかなければいけない」とおっしゃり、私も覚悟しました。

仕事からの帰り道、走る電車の中でも駆け出して一分でも早く家に帰りピピに会いたい・・・。

玄関を入り一目散にピピの顔を見てほっとする日々でした。

食欲が落ち食べることを拒否し始めましたが、私が「ピピ、頑張れ!」というと、ちらっと私を見て一生懸命に一口ずつ噛んで食べてくれました。

医師もピピちゃんは飼い主さんの言うことがわかっているんですね・・・と。

夫や友人と神社でピピの回復をお願いしました。

ピピの尿が沢山、出るようになり10日後には2.1㎏になりました。

奇跡が起きました!

少しずつ、食べる量が増えトイレも自分で歩いて、ゆっくりではありますが階段をあがり2階へも行き、縁側で草を噛んだり・・・。

35度越えの猛暑日もピピをペットカート(犬猫用の乳母車)で病院へ。

台風が接近した時は、ペット用リュックを前に抱き病院へ。

一日に何回も指で少しづつご飯を食べさせる。

結婚し、毎日ではないですが仕事に通い、通勤時間も片道1時間半近く、あわただしい毎日を過ごし、ピピとの時間が減っていたので、これらの時間は私にとってピピと私だけのかけがえのない幸せな時間でした。

夫は初めてペットを飼うのでとても可愛がってくました、夫の家に嫁いで環境が変わったことは、20歳を超えたピピには大きなストレスだったのでは・・・、私の住んでいる家に夫に来てもらえばよかったのでは・・・、自責の念にさいなまれました。

9月1日に21歳のお誕生日直前。100歳だそうですが歯はすべてありました。

7月6日、夜12時位に先生から購入した缶詰をいつものようにピピの口に入れ、12時半におやすみと言って私は寝ました。

7日、朝6時50分、ピピは大好きな寝床の豚さん(豚のお腹が空洞になった寝床)で手足が冷たくなり、お腹は少し温かい状態でした。

多分、人間用のテーブルの下から豚さんへ移動しパタンと倒れたんだと思います。

苦しんだ様子もなく、安らかなお顔でした。

思いがけない突然の別れでした。

生後50日でペットショップで出会い、半年後に父が他界、それから母が他界、新しいのこ(雌猫)を迎え、夫と結婚。

私の人生はピピに支えられ色んなことを乗り越えて今こうして生きています。

私が帰宅すると玄関で目を細めて出迎えてくれ、生徒さんが書を書いておられるとテーブルにピョンと乗って、頭をすりつけ甘えたり、皆に可愛がられてきました。

ピピは私の結婚を見届けてあの世へ旅立ちました。

夫は涙を流しピピの体をなでながら「僕がピピからバトンを受け取ったよ」と最後の別れをしました。

8日、生徒さんが花束とピピに手紙を持って駆けつけて下さり荼毘に伏されました。

10日、布団に入っても寝付けずピピとの出会いを思い出していました。

枕元で小さく短く「ニャッ」。確かにピピの声でした。

悲しみに打ちひしがれ涙が溢れて止まらなかったのですが、苦しそうな声ではなか

ったので心が少し楽になりました。

夫はピピが亡くなった日にピピを寝室に運んでいる時に「にゃっ」と聞きました。

8日、葬儀前に私と生徒さんが会話している時に、生徒さんが「ピピちゃんだ~」と。私には聞こえませんでしたが、「ニャ」と2人の間から声がしたと。

ピピちゃん、心からありがとう!