踏みわけて さらにやとはむ もみじ葉の ふり隠してし 道とみながら

【踏みわけて さらにやとはむ もみじ葉の ふり隠してし 道と見ながら】古今和歌集288番

〖解釈〗 踏み分けてさらにこの先、訪ねて行こうか、これは(わざわざ)紅葉が(来ないようにと)降り隠した道だとわかりながら…(いや行くまい。)

 ★一つ前の287番の歌が待つ人の側の気持ちの歌に対し、288番は訪れる側の気持ちの歌となります。

香龍