2012年2月の節分の豆まきに使う、1.8ℓの升を6つ依頼されました。

「ピンポン」とベルが鳴り玄関に行くと、「お願いしたいものがります」とのこと。紙袋から、サササッと升を6つ取り出し、横一列に並べられました。すると、木のとても良い香りが充満しました。

拝見した時、正直ぎょっとしました(@_@;)

以前、お祝いの席で升に日本酒をふるまわれたことがあります。でも、せいぜい10㎝四方だったのでは・・・。何せこんなに大きな升を見たこと自体、生まれて初めてのことでした・・・。それに、升は勿論の事、木目に書くことは私にとって初めての経験だったのです。

神聖なものですから、私は塩を入れた風呂に入り、手も塩水で良く洗ってから書き始めました。誰からか、こうしてから書くものだと言われたわけではないのです。もしかしたら正式な清め方があるのかもしれませんが、自分なりに自分の身を清めてから、臨んだつもりです。

お豆を受け取られた方々にとって、立春で訪れる新しい年が、素晴らしい年になりますように・・・と願いながら、1文字ずつ筆を進めていきました。

香龍