【星影の いよよ 輝き 河鹿 澄む】無影句

 

動物季語:河鹿(夏)山間の綺麗な谷川に生息している蛙の一種。

いよよ→ますます、いっそう

星影→星の光。星あかり。

句の意味:山間の綺麗な谷川で清らかな声で鳴いている河鹿達。

静寂の中で透き通るようなその鳴き声は、相乗効果により、星の光がよりいっそう輝いて見えるなぁ~。

 

東京の大田区に住んでいた祖母は、河鹿が大好きでした。

私がまだ小学生だった頃、河鹿をペットショップで買って、軽井沢の美しい渓流に逃がしていました。

後日、その渓流沿いを私と祖母が一緒に散歩した時、河鹿の鳴き声が聞こえました。

「あの河鹿さんが、鳴いているわ。来年もっと河鹿が増えるといいけれど・・・。河鹿ってね、綺麗な川にしか生息しないのよ。」と言っていました。

祖父はその川でこの句を詠んだのかもしれません。

香龍