柳緑花紅 やなぎはみどり、はなはくれない

【柳緑花紅】

読み方→やなぎはみどり、はなはくれない。

禅語の解釈→春の情景。何気ない春の、当たり前の景色の中、それぞれがそれぞれに個性を際立たせるところに、本来のあり方があることを見て取る。

蘇東坡の詩の一説です。

春は、花や緑など自然界が美しく、物事の始まりの季節です。コロナで人と交わる機会も減りました。

そんな中で、筆に春の息吹を吹き込み、軽快なタッチで、花が春風になびく姿、柳のしなやかさを、行書で柔らかく表現してみました。

香龍