作品
夏に籠る寺閑として今年竹
2021年7月30日
夏に籠る寺閑として今年竹 無影句 ※季語:今年竹(仲夏)→初夏、地上に出た筍は、茶色の皮を脱いで新しい竹となる。 ぐんぐん伸びてみずみずしい若葉を広げる。その年に生えたので、今年竹ともいう。
風をいたみ岩うつ波のおのれのみ砕けてものを思ふころかな 源重之
2021年7月27日
風をいたみ岩うつ波のおのれのみ砕けてものを思ふころかな 源重之 百人一首48番 訳 風がとても強いので、岩に打ちつける波が、自分ばかりが砕け散ってしまうように、(あなたがとてもつれないので) わたしの心は (恋に悩み) […]
竹葉々起清風(たけようようせいふうをおこす)
2021年7月21日
竹葉々起清風(たけようようせいふうをおこす) 禅語 解釈: 竹がさやさやと清風を送っている様子。 人の気配を取り去り、一層端的に竹林の美しさを表現したもの。
定紋の対の幟も旧家とて 無影句
2021年7月12日
定紋の対の幟も旧家とて 無影句 読み方:じょうもんのついののぼりもきゅうかとて 季語:幟(のぼり)→ 初夏 ※定紋(じょうもん)→意味:家々で決まっている正式の紋
たぎつ瀬のわかるる中州枯葎
2021年6月24日
たぎつ瀬のわかるる中州(なかす)枯葎(かれむぐら) 季語:枯葎(かれむぐら)⇒ 三冬 意味:夏に生い茂っていた葎が、冬になりすっかり枯れ果てた様子。 ※たぎつ(激つ)⇒ 水が激しく流れる。水が逆巻きうねる。