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夏に籠る寺閑として今年竹

夏に籠る寺閑として今年竹 無影句 ※季語:今年竹(仲夏)→初夏、地上に出た筍は、茶色の皮を脱いで新しい竹となる。 ぐんぐん伸びてみずみずしい若葉を広げる。その年に生えたので、今年竹ともいう。  

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風をいたみ岩うつ波のおのれのみ砕けてものを思ふころかな 源重之

風をいたみ岩うつ波のおのれのみ砕けてものを思ふころかな 源重之 百人一首48番 訳 風がとても強いので、岩に打ちつける波が、自分ばかりが砕け散ってしまうように、(あなたがとてもつれないので) わたしの心は (恋に悩み) […]

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竹葉々起清風(たけようようせいふうをおこす)

竹葉々起清風(たけようようせいふうをおこす) 禅語 解釈: 竹がさやさやと清風を送っている様子。     人の気配を取り去り、一層端的に竹林の美しさを表現したもの。  

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夕もやの降りつつみゆく新樹かな 無影句

夕もやの降りつつみゆく新樹かな 無影句 短冊作品 夕もや→夕方に立ち込める靄(もや) 季語→ 新樹(初夏):若葉に覆われる初夏の木立

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定紋の対の幟も旧家とて 無影句

定紋の対の幟も旧家とて 無影句 読み方:じょうもんのついののぼりもきゅうかとて 季語:幟(のぼり)→ 初夏 ※定紋(じょうもん)→意味:家々で決まっている正式の紋

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鉄船水上浮(てっせんすいじょうにうかぶ)

鉄船水上浮(てっせんすいじょうにうかぶ) 禅語 意味:浮かぶはずのない鉄の船が水に浮く。ありえないことが起きること。  

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万里無片雲(ばんりへんうんなし)

万里無片雲(ばんりへんうんなし) 禅語 意味:見渡す限り雲一つなく綺麗に晴れ渡った青空を叙したもの。

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心静即身涼 こころしずかなればすなわちみすずし

心静即身涼 こころしずかなればすなわちみすずし 禅語 解釈:心が清逸であれば身体も清涼である。心頭を滅却した心身一如のところ。

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たぎつ瀬のわかるる中州枯葎

たぎつ瀬のわかるる中州(なかす)枯葎(かれむぐら) 季語:枯葎(かれむぐら)⇒ 三冬 意味:夏に生い茂っていた葎が、冬になりすっかり枯れ果てた様子。 ※たぎつ(激つ)⇒ 水が激しく流れる。水が逆巻きうねる。

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席入りの庭にあやめの返り花

席入りの庭にあやめの返り花  無影句 季語:あやめ(夏) 鎌倉の明月院(花菖蒲)

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