木立より雪解のしづく落ちる音 聞きつつ我は歩みをとどむ 斎藤茂吉

木立より 雪解のしづく 落ちる音 聞きつつ我は 歩みをとどむ

作者と出典:斎藤茂吉 『白桃』

解釈:静まり返った道を歩いていると、木立の方から雪が溶けて落ちるしずくの音が聞こえてきて、私は歩むのをやめて耳を傾けた。