冷暖自知(れいだんじち)

【冷暖自知】禅語

読み方:れいだんじち

意味:水の温度は自分で実際に確認しないとわからないという意味。

転じて、何事も経験しないと、理解することも身につけることもできないということです。

自分が実際に経験していなくても、他者から話を聞くことで、実際に経験したかのように感じたりします。例えば、親の介護がそうですよね。他者から話を聞いて大変だな~と思って理解したつもりでいますが、いざ自分が介護する側の立場になった時、初めてその経験をすることで現場の大変さを理解できるんですよね。

介護でなくても、仕事でもなんでもそうだと思います。頭ではわかったつもりでいても、携わった方でないとわからない苦労・喜び・嬉しさ…などがありますよね。

色んな体験、経験をすればするほど、人様の痛みをわかる人間になり、一回りも2回りも大きく成長できるんだと思います。